アジアのハブ都市を目指す福岡市。
外国人目線で起業するにはどんなオフィスがあるのか?
今回は、福岡市のスタートアップビザの認定施設でもあるサーブコープジャパン様の天神拠点に行ってきたので魅力についてご紹介します。
立地について
立地については天神の地下鉄出口直結のフコク生命ビルの15階で文句なしの立地です。
天神ビックバンで新しいビルが立ち並ぶ中心部に立地し、福岡市役所やパスポートセンターのあるアクロス福岡もすぐです。
天神駅からは西鉄、地下鉄空港線・七隈線、市内各地のバス、県外を結ぶ高速バスなどがありどこにいくにも便利です。
15階の窓から見える市内を一望できる景色も開放的で魅力的でした。
スタートアップビザ対応
経営管理ビザを取得する上での特例として設けられたスタートアップビザ認定の施設であるため、6ヶ月間の準備期間はコワーキングでの起業準備が可能となっています。
スタートアップビザについて詳しくはこちらの記事を参考ください。
気になるオフィスの雰囲気は
コワーキング施設もたくさんありますが、サーブコープの魅力はゆったりしたスペースに様々なテーブル席やソファーがあって高級感があって雑多な印象がないところかと感じました。
コワーキングスペース
カフェのようなボックス席では座面が高く、ひと目をあまり気にせずオンラインミーティングや商談利用に便利だなと感じました。
実際にこの日もオンラインミーティングをされている方が何名かいらっしゃいました。
電話用のスペースと仕切られたコワーキングスペース。
オープン席とは違ってこちらでは作業に集中できそうですね。
カフェスペース
コーヒーや紅茶など種類がたくさんあり、グラスやカップも設置されていました。
レモン水は毎日新鮮なレモンを使って作っているそうで、個人的に興味がわきました。
室内からの眺め
天神のオフィスでは15階からの眺望が良くエントランスを入ると目の前に市街が一望できる眺めが広がっているのが特徴的です。
個室オフィススペース
大きい窓がある部屋は割高になるようですが、この解放感は最高ですね。
1室の契約に複数名の利用者を登録できるようですが、写真のタイプは2〜4名常駐程度の利用が良いかも。
少人数でスタートすることが多いスタートアップにはちょうど良いのではないでしょうか。
窓無しの個室
オフィスのすりガラスにも高級感を感じる。
会議室
会員登録が無くてもスポット利用ができる会議室が3種類あり、こちらは役員会議室。
非常に高級感のある室内でどんな来客でも困らなさそう。
サービスについて
以下はレンタルオフィスでサービスとなっているものです。
- 専用固定番号付与
- 無料通話
- 不在時電話対応
- 来客時の対応
- 郵便や荷物の受け取り
- コワーキングオフィスの利用
- コーヒーや飲み物の利用
- 世界中のコワーキングスペースを無料で利用可能
一人や少人数で起業する上では、何かと多忙なためフォローしてくれる環境は非常に大事。
急な来客や、資料の受け渡し、電話の不在時取次などをまとめて対応してくれるため、そのために事務スタッフを雇用したり外注する必要がないのは大きなメリット。
スタッフの方々は英語対応も可能で、しっかりと対応してもらえるので安心して本業にも集中できますね。
またオプションになるようですが、資料作成やリサーチ業務など自社の業務を依頼することも可能だそうです。(要相談)
個室契約では専用のインターネット回線が利用可能
個室契約の場合は契約者専用のVLAN回線が利用可能とのこと。
ネットワークを分けているため、セキュリティー面でも速度面でも安心して利用できそうです。
速度は実測値で180Mbpsとなり、負荷のかかる作業もスムーズにできそうです。
コワーキング契約では共有Wi-Fiの利用となりますが、定期的にパスワードを変更したりセキュリティー面には気を配っているようです。
外国人ならではの問題とメリット
英語での契約が可能
日本でのオフィス賃貸では、ほとんどが日本語での賃貸借契約書の締結が必要となる。
そのため、難解な契約書を理解することは難しく書面での契約は時間もかかります。
その点サーブコープなら英文での契約書をオンラインで締結できるため、ぐっとハードルが下がります。
オンラインで内覧できる
海外に住んでいる外国人の方は、なかなか現地まですぐに行けないというケースも多いのではないでしょうか。
そのような場合も、スタッフの方が動画撮影しながらオンラインでも内覧が可能とのことです!心強いですね。
バイリンガルスタッフが常駐
受付には日本語・英語が話せるバイリンガルスタッフが常駐しているので、外国人のお客様の来社や電話取次も安心してお任せできます。
気になる料金面は…?
3つあるプランの中でもスタートアップが最も利用しやすいと感じたのが、コワーキングプラン。
料金がリーズナブルでありながらも、これまで紹介したSERVICEを受けつつ一等地のアドレスで登記が可能。天神や博多だと他県からの来客も案内しやすいのが良いですね。
事務所テナントを賃貸した経験のある私ですが、賃料は安くても電話、インターネット、コピー機、サーバー、什器、内装など諸々入れるとかなり高額になります。
また1~2名の少人数オフィスでも通信インフラ以外に電気代や水道代含め毎月の固定費かさみます。
事務所に帰ると電気も暖房もついていて、すぐに仕事に取り掛かれるのはありがたいことです。
賃貸事務所を借りた場合は、電気をつけて掃除をするところからスタートなので…。
トイレ掃除や備品購入などの手間も省けますね。
スタートアップからその後の成長も
最初は小規模なスタートアップでも、その後の規模拡大でオフィスを拡大する必要が出てくることもあるでしょう。
その点、個室契約の場合は、隣接するオフィススペースが空室になったタイミングで契約を行えば、壁を取っ払って1部屋にすることもできるようです。
また、隣接する部屋の空室がない場合も全室同じ住所のため号数が異なることもなく、住所移転の手続きが不要な点もメリットです。